「飛騨の細道」一覧

■旅の空を思わせる かつては鉱山として栄華に輝いた神岡は 生粋の飛騨人が少なかったせいか、 どこか大らかでふんわりとしていて、旅の空を思...

■提灯や（その二） フーテンの寅さんでお馴染みの啖呵売りの中に、 「はったはった親父の頭、貼らなきゃ食えない提灯屋」と いうのがあるが、...

■提灯や（その一） いちど筆をおろしてから、 気にいらなくてもういちどなぞり書きをすると、 「提灯や」といって学校の先生から叱...

■食公害 その土地で生産されたものを、その土地で食す。 地産地消が口にされたから久しいが、 あれよあれよいうまに高山の町は 飛騨牛一色に...

■町の景観、そこに生きる人間の諸相 浅井慎平や篠山紀信、アラーキなど、 著名な作家たちと同じ時代を歩んできた、 写真家が昨年、冬にこの世...

■心の体脂肪を薄くする 日本人はキリスト教で結婚式をあげ、お正月には神社へ初詣にでかける。 かと思えば葬式は仏教であげるなど、 ...

■本当のような嘘のような 動物好きの人と話しをしていたとき、信じがたいことで場が盛り上がった。 話しの中味というのは「動物は人が話すこと...

■町がきりりっとしている 商店街とよばれるところは、 凝った街路灯を取り付けるとか、 きれいなタイルを遊歩道にはるとか、 花を飾るとか、...

■水の記憶 橋の上からキラキラと春の日ざしを浴びた宮川をみた。 水のなかで泳ぐ魚たちを眺めていたら、 あれ以来潜ることがなくな...

■春隣 春浅し、春近し、春淡し、春めく、春きざす、 春間近、春を急ぐ、春遠からじ、明日の春。 古くからせっかちな日本人は、暦の...