飛騨の細道 128-「夏の一木一草」
■夏の一木一草 古い町並みに代表される三町は、昔ながらの町家造りが軒を連ねるが、 見れば通りは一般の公共性をもちながら、 同時...
■夏の一木一草 古い町並みに代表される三町は、昔ながらの町家造りが軒を連ねるが、 見れば通りは一般の公共性をもちながら、 同時...
■それでも町家は、健在である 最近では畳、襖、障子、鴨居、欄間、地袋、天井、 床の間、長押し、上がり框と日本家屋にまつわる言葉を、 とん...
■江戸の老人力。 こうした類いの肖像画は見せられても、関心をひくものではないが、 いまの高山の観光資源の元をつくった殿様となれば、 多少...
■菖蒲と町並み 桃の節句は4月3日、端午の節句は6月5日、 七夕さまは8月7日と、飛騨の歳時記は暦より1ヶ月遅れる。 こういった風習は...
■ただものならぬ気配 室町時代の風俗をかいた「職人づくし」によると、 商いをやっている家には今のような看板といった類いのものは現...
■特権。 季節のうつろいに疎くなった現代人でも、 ハナミズキやしゃくなげにまじり、 イチョウやケヤキや柳が新緑になってくると、...
■まどろみ 木々のまわりだけが、 ぽっこり穴になって土がのぞいている。 そのあいだをぬける谷川は、雪解け水で瀬音が大きく、 岩にくだけた...
■あまたの神々がおわすところ 石清水八幡宮の分社である桜山八幡宮では、 5月の3日から5日にかけ、 飛騨国中から140社の神様...
■ある旅行 ある北欧の哲学者は子どものときに 父に手をひかれて室内旅行をさせられた、 と伝えられている。 父は感じやすく...
■花 春になると人の心はなごむ。 水はぬるみ、山河の姿もやさしくなるが、 その歩みは遅々として、思わせぶりである。 春の遅い山里に行く...