飛騨の細道 134-「それでも温泉が好き 」


■それでも温泉が好き

旅もどんどん日常化してきて、
ぜいたくになっていくんだろうと思うけれど、
どこまでいっても根強いのが
「温泉に入ってのんびりしたい」。

温泉にいくと貧乏性が抜けなくて、
宿へ着いてごはんを食べる前にまずは温泉。

それからご飯を食べて雑談しましょうとなって、
寝る前にやっぱ温泉ということになる。

でも2回じゃもったいないということで、
夜中の一時頃に床を抜け出し、そっと温泉となる。

なかなか寝付けず、早朝にまたまた
床を抜け出し、またまた温泉となり、
同室の仲間と温泉でばったりということになる。

「いやいや、せっかくきたんだからもったいなくてね」
とかなんとかいって、貧乏性をさらけだしてしまうのが
温泉の旅なのである。